前置きとして、わたくしのこれまでの人生をざっくりお話しますと…
福岡生まれ。(totalで4年しか住んでないけど)
ただ、福岡も産まれただけで記憶のないうちから転勤人生(親の転勤→夫の転勤)が始まりました。
産まれてからこれまでの移動履歴としては
福岡-静岡-香川-福岡-京都-福岡-千葉-静岡-千葉-沖縄-東京-大阪-東京-〇〇
※同じ県でも住む市は異なる
基本的にどこも3年、香川、京都、大阪、東京だけは3年以上住んだでしょうか。
このように人生転々としてきている私にとって、余り住む場所へのこだわりはなく
「住めば都」をモットーに(子供達にも小さい頃からそう言い続けてきた)、住んだ場所を楽しんで暮らしてきました。
自分も何度も転校したし、子供たちの転校も伴うわけで大変なこともありましたが、結果としてはいろんなところに住んで楽しい人生だったと思っています(終わるわけじゃないけどw)。
さて、前置きが長くなりましたが
人生の挑戦、それは【移住を伴う転職】でした。
先にいうと、結果は不採用に終わりました。
大変残念ではありますが、でも、チャレンジして良かったなと思っています。
応募したのは「地域プロジェクトマネージャー」という職です。
みなさんは、「地域おこし協力隊」や「地域プロジェクトマネージャー」という名称を聞いたことがありますか?
両方とも総務省の地方再生事業になり、地域おこし協力隊は2009年~、地域プロジェクトマネージャーは2021年~始まった制度です。
「地域おこし協力隊」
地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や、農林水産業への従事、住民支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組です。隊員は各自治体の委嘱を受け、任期は概ね1年以上、3年未満です。
出典:総務省HPより→こちら
「地域プロジェクトマネージャー」
地方公共団体が重要プロジェクトを実施する際には、外部専門人材、地域、行政、民間などが連携して取り組むことが不可欠だが、そうした関係者間を橋渡ししつつプロジェクトをマネジメントできる「ブリッジ人材」が不足。
そこで、市町村がそうした人材を「地域プロジェクトマネージャー」として任用する制度を創設しました。
出典総務省HPより→こちら
私は、愛知県新城市の「地域プロジェクトマネージャー」に応募しました。
愛知県?人生で全く初めてです。
新城市は正直訪れたこともありませんでした。
ただ、新城と言えば東海シクロクロスの会場として知ってはいましたし、廃校を利用して学校の中を走るシクロクロス大会や、役場移転に伴い旧役場で行われたシクロクロス大会、2018年のRaphaプレステージの開催地であったり、
私の中では全く知らない土地の割に「なんだかパワーのある地域だな!」というイメージでした。
その新城市が応募した「地域プロジェクトマネージャー」は、まさに自転車を中心としたスポーツツーリズム振興のお仕事内容でした。
その応募情報は、Facebookでフォローしている愛知県の方の投稿で見たのですが、見た瞬間「応募しよう!!」と思ったのです。
万が一採用されたら愛知県新城市に住民票を移して移住する(最低1-3年)ことが必須なので、
もちろん、移住覚悟で。
ただ「地域プロジェクトマネージャー」の求められる人物像としては…
・地域の実情の理解、専門的な知識、仕事経験を通じた人脈、受入団体及び地域との信頼関係 etc
⇒地域おこし協力隊OB・OG、地域と関係の深い専門家 等
はい、求められているのは「訪れたこともない、地域のことを全く知らない人ではない」ということは理解していますが…
ただ、
やってみたい!
応募して書類審査だけでもしてもらおう、それでだめならしょうがない!
と思って、正直に「新城市のことは全くわかりませんが…」と。
だけど、こういうことをやってみたい!という熱い想いwをしたためて、履歴書、応募書類を投函したわけです。
そしたら、なんと!!
一次書類審査に合格したので、面接にきてくださいと通知が届いたではありませんか。
はい、もちろん行きます!
ということで、面接に行って来たのでした。
新幹線(東京~豊橋)+JR飯田線乗り継いで、もちろん、自転車を輪行して。
スーツとパンプス、自転車ジャージとシューズ、両方の用意のリュックと自転車担いでむちゃくちゃ重かったけど( ;∀;)
面接場所は、新城市役所会議室。

緊張しますね~。
30分程度の面接ということで、自分が思うように話せる時間がもらえるかもわからないのでプレゼン資料を用意して準備万端。
久しぶりにスーツなんて着て、パンプスカツカツ言わせて会議室に向かいます。

面接は、6名の面接官に順番に質問され回答する感じでした。
多分一番ネックだったのは、やはり地域を知らないこと。
正直に「知らないので少し時間はかかりますが、自分の脚で、自転車で地域を走り回って地元の人に馴染んで行きたい。知らない土地に馴染むのは自信があります!
今日も新幹線で自転車担いで参りました。」とお伝えしました。
正直に、まっすぐに、自分を大きく見せず、できるだけ等身大に、でもやる気は猛烈にアピールしたつもりです笑
30分、これで落ちたらしょうがないと思えるぐらいしっかりお話させてもらえました。
結果「残念ながら…」と通知が来たわけですが、良いチャレンジをさせて頂いたと思います。
少しでも話を聞いてみたいと思って頂いて、お話する機会を与えてくださった新城市の皆様、大変お世話になりました。
また何かご縁がありましたら、新城に是非遊びに行きたいと思っています。
新城市の新城駅が自動改札でなかったり、実際訪れてみていろいろビックリしましたが、でも、住んでみたいと思えるとても自然豊かな素敵な場所でした。
【番外編】
気になった方もいらっしゃるかと思うので…
夫には「もし、もし万が一、これに合格するようなことがあれば、その時は頑張ってこいと送り出してください。
今まであなたの転勤についてきましたが、今度は私が単身赴任させてください」とお願いしました笑
結果叶いませんでしたが、単身赴任してみたかったな、なんてw。
子供には「いいチャレンジしたね。きっと今後の人生の糧になるよ」って言われました笑
やんちゃな母を見守ってくれてありがとう