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ロードバイク、シクロクロスな自転車ブログ
メンテナンス

【チューブレス化】CANYON Inflite CF SL8

購入して先日届いた、CANYON Inflite CF SL8

チューブレス状態で届くのかと勝手に思い込んでいたら、クリンチャー状態でチューブが入っていました。
自分では全然気づかず、同じくInfliteが届いた友達から教えてもらったんだけど

早速週末レースで乗ってみたいと思っていたので、
ここは自分でチューブレス化してみようと、思い立ったらすぐ実行!

その前に、なぜチューブレスが良いのでしょうか。

チューブレスのメリット

  • パンクリスクの軽減
  • 空気圧を低圧にできる

間違いなく言えるメリットは、この2点ではないでしょうか。

「転がりが良くなる」といったインプレも良くみますが、正直私はクリンチャーとチューブレスで転がりの違いを如実に実感したことはありません笑

ではなぜチューブレスは上記メリットがあるのでしょうか。

チューブレスとは

ご存じの通り、クリンチャーはタイヤの中にチューブを入れてそのチューブに空気を入れます。

チューブレスは、その名の通り、チューブを入れなくてよいタイヤの構造になっています。

クリンチャーのパンクは、たいていリム打ちパンク(段差等にタイヤを打ちつけた際タイヤとリムの間にチューブが強く挟まれてバーストするパンク)ですが
チューブが入っていないチューブレスは「リム打ちパンクのリスクはない」ということになります。

そして、クリンチャーだとリム打ちパンクしないようにそれほど低圧にできませんが、
「リム打ちパンクのリスクが無いため、クリンチャーよりも空気圧を低圧にできる」

ということになるんですね。

シクロクロス等のタイヤのグリップを効かせたい凸凹のオフロードを走る場合は特に、
「空気圧を低圧にできる」ということにメリットがあります。
注)チューブラーはもっと低圧にできますが、今回はクリンチャーとチューブレスの比較です。

チューブレスとチューブレスレディの違い

「チューブレス」「チューブレスレディ」そんな名称を聞くことがあると思いますが、その違いは↓

出典:Ysロードさん

 

  • チューブレスタイヤ:タイヤ自体に空気の保持層がある為、シーラント不要。
  • チューブレスレディタイヤ:空気の保持層がなく、シーラントによって空気を保持する為シーラントが必要。

Inflite CF SL8に付いているホイール
DT SWISS CR 1600 SPLINE】は、チューブレスレディホイールで

タイヤ【SCHWALBE X-ONE ALLROUND TLE】は、チューブレスイージータイヤです。

Q:チューブレスレディとチューブレスイージーって違うの?

A:「チューブレスイージー(TLE)」はSCHWALBE独自のタイヤシステムの呼称。
「チューブレスレディ」という呼称は商標の問題で使えるメーカーが限られるためシュワルベ独自の呼び方となっているが、シーラントを使うことで運用するチューブレスレディと同等と考えて良いそうです。

なので厳密にいえば、今回の作業は「チューブレスレディ対応ホイールをチューブレス化する」ということになります。

チューブレス化に必要なもの

  • チューブレスレディ対応ホイール
  •  チューブレスレディタイヤ(チューブレスタイヤ)
  •  チューブレスバルブ
  • シーラント

チューブレスレディ対応ホイール

まずは大前提として、

ホイールとタイヤがチューブレス化に対応している必要があります。
ちなみに、DT SWISSホイールは、すべてチューブレス化可能だそうです。

すべてのDT Swissホイールはチューブレステクノロジーと互換性があり、
ASMバージョンはチューブレスベルトとバルブを備えたチューブレスシステム用に設計されています。

チューブレス技術|DTスイス (dtswiss.com)

「TUBE LESS READY」とリムテープに書いてありました。
リムテープがしっかり貼ってあるタイプなのでそのままチューブレス化できます。

スポーク穴がふさがっていないタイプのホイールは、リムテープという専用テープを貼る必要があります。
幅などの規格がある為、ホイールに対応したリムテープが必要なのでご注意を。

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チューブレス対応タイヤ

今回はシュワルベのタイヤだったので「TLE」(チューブレスイージー)とありますが

主流は「TLR」(チューブレスレディ)という表記の方が多いです。

タイヤの画像右端に【ALL-ROUND TLE】とあります。

例えば「シクロクロスを始めるにあたってタイヤを何にすれば良いか」と問われたら、

おおよその方が⇊のタイヤを勧めるのではないでしょうか。(主観なので悪しからず)

シクロクロスは、天候や路面によってタイヤを変えたりしますが、
下記シラクはオールマイティな意味合いとして最初の一本にはお勧めです。

チューブレスバルブ

クリンチャーのチューブには空気を入れるバルブが付いていましたが、
チューブを入れない為、バルブを取り付ける必要があります。

ただメーカーごとにホイールのリムのバルブ穴の形状が異なる為、できればメーカー純正のチューブレスバルブを取り付けるのがベストです。

というのも、チューブレスバルブには形状の違いがあります。

四角
円錐
かまぼこ

それぞれ、リムへの密着力を高めるために形状が異なっているわけです。

私はたまたま思いついてすぐ作業したので、家にあったかまぼこ型のバルブをつかいましたが、(四角とかまぼこ型が家にあって、四角はいまいちフィットしない感じだった)

同じくインフライトのDT SWISSホイールをチューブレス化した友人たちは、円錐型にしていました。

下記はフィットするようです。

注)リムの高さによって必要なバルブの長さが異なる為、購入の際は何十mmにすべきか確認が必要です。

シーラント

チューブレスレディにはシーラントを入れることが必須です。
このシーラント剤がタイヤの内側からシールドしてくれ、タイヤとホイールの隙間を埋めたり
ほんのわずかな穴であれば塞いでくれたりもします。

 

チューブレス化の作業工程

はい、やっと作業工程に入ります。

チューブが入った状態のホイールをチューブレス化する作業工程になります。

チューブの空気を抜く

タイヤレバーを使いタイヤを外す

タイヤの片側が外れたらチューブを抜く

もう片側のタイヤも外してタイヤ自体を取る

この状態のホイールになります。

ホイールのバルブ穴にチューブレスバルブを差し込みます。

ナットで締め付けることによって、バルブの台座がしっかりリムに密着します。

ちなみに、家にあったチューブレスバルブは36mmで長さが足りなかった(リム高によってバルブが短すぎると、リムからバルブが少ししか出ずに空気が入れられない状態になる)ので、

こちらもちょうど家にあった、バルブエクステンダーを使いました。

はい、バルブが取り付けられたらタイヤをはめていきます。

タイヤには向きがあるのでご注意を。

片側がはまったら、もう片方もはめていきます。

最後に開いている隙間からシーラント(使用方法に書いてある通りによく振って液質を整えてから)を流し入れます。
私は50ml(計量カップで計って)入れました。

注)シーラントの入れ方は、バルブのバルブコアを抜いて注射器等で入れる方法があります。
というかそちらの方が主流ですが、
今回は直前まではめていたタイヤで、すでにビートも上がっているし新品タイヤよりはめやすいはずなので、脇からシーラントを流し入れました。
新品タイヤだと、「ビートを上げる」という作業が必要です。

ホイールをゆっくり回転させ、隙間部分を上へ持ってきます。
少しはシーラントがこぼれるかなと思ったのですが、全くこぼれずうまく下に溜まってくれました。

この状態でそろそろ~っとホイールを回転して開いている部分を上にして、シーラントがこぼれないって不思議。

さっ、後はタイヤをはめてきちんとビートが上がるまで空気を入れるだけ!

と思ったここからが長かった…

皆さんはご存じだと思いますが、私はそんなにチューブレスタイヤをホイールにはめることが大変だと知りませんでした笑

悪戦苦闘して素手であと少しのところまでタイヤをはめて、最後タイヤレバーで何とかタイヤをはめ込みました。

直前まではまっていたタイヤだから辛うじて出来たのだと思います。

赤く腫れあがった親指…

後日談として、チューブレスタイヤをはめる便利なツールがあるそうです笑

下記のツールを皆さんが教えてくれました。

 

普通のフロアポンプで空気を入れたら、既にビートが上がっていたので問題なくタイヤの規定値まで入りました。ビートが上がる時の「パン!パン!」という音もなく。

そして、なんとかフロント/リアとも完成!!!!

1日分のエネルギーをタイヤをはめるのに注ぎ込んだぐらい、疲れました…。

チューブレスの注意点

パンクしない訳ではない

上記のメリットで「パンクリスクが軽減する」と書きましたが、パンクしない訳ではありません。

「リム打ちパンクはしない」
「本当に小さい穴ならばシーラントが塞いでくれることがある」というだけで、
サイドカットのような大きめの穴には全く効きません(もちろんですが)。

シーラントが噴き出すような穴が開いてしまった場合、
「チューブを入れてクリンチャーとして使用も可能ですよ♪」という記載を目にしますが
この作業、なかなか大変だと思います。
タイヤを外す、はめるだけでも本当に大変だし、シーラントまみれになるし、外で行うパンク修理としてはかなりリスクがあります。

ですので、私はロードバイクはクリンチャーです。
クリンチャーでも、チューブをラテックスチューブにすれば、チューブレスのようにしなやかな走りになります。

 メンテナンスが必要

一度チューブレス化したからといって、その後何もしないで良い訳ではありません。

半年に一度ほど、シーラントを入れ直す必要があります。
ほったらかしにすると、かびかびに乾いて全くシーラントがないような状態になってしまいます。

これは友人から聞いたパンク談なのですが、
チューブレスでパンクしてしまい、チューブを入れてパンク修理しようとしたのですが
バルブが固着してどうしても抜けず、

結局空気を継ぎ足し継ぎ足し山から降りて、町のホームセンターでペンチを買ってなんとかチューブレスバルブを引っこ抜いてチューブドにできたそうです。

そういうリスクも考えると、
シーラントを入れ換える時に、バルブも一度抜いて綺麗にした方がよいのでしょうね。

おわりに

結果、チューブレス化は後日空気が漏れるようなこともなく成功していました。

今までもシクロクロスバイクはチューブレスだったのですが、
チューブレスに関しては私は全く無知で夫にお願いしていました。

でも今回、自分で作業してみたことで構造もよくわかったし何より自分でできることが増えて単純に嬉しい。

インフライトははじめてのスラムだし電動だし、まだまだなれないことばかりですが、楽しんで慣れていきたいと思います!