今年は例年よりもとても早い梅雨明けで、まだ暑さに慣れていない状態で早い夏を迎えました。
そこで、暑さ対策の基本や、簡単に出来る暑さ対策をまとめてみましたので、少しでも参考になれば幸いです
暑熱順化
基本は「暑熱順化」ですよね。
暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。
暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。出典:一般社団法人日本気象協会HP
2週間でできる「暑熱順化」
環境省は「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動(ウォーキングなど)を毎日30分ほど続けると、暑熱順化が約2週間で完成するとしています。
私は例年、日々の自転車通勤で意識せずとも暑熱順化していたような気がします。
ただ今年の6月後半は、突如高温になりましたよね。
関東では週末の最高気温が36、37度、場所によっては40度近くになった地域もあって、あの突然の暑さはかなり心配になりました。
まだその暑さには身体が耐えられそうにもないなと思い、
その週末は、土曜日は朝6時~9時まで短時間高強度練(自転車)、日曜日は朝5時半から9時までトレイルランニングで山を走りました。
夏の初めに自転車で熱中症になって、数週間体調が戻らずその夏を思うように走れなかった友人がいるので、やはり夏の初めは無理は禁物だなと思っています。
出典:日本気象協会のHP→「熱中症ゼロへ」
対策:こまめな水分、適度な塩分を
皆さん意識されていることだと思います。
特に暑い日のライドは、こまめに水分補給すると同時に、適度な塩分も必要です。
私はとても(半端ない)汗かきなので、休憩の時に飲むドリンクも気を付けています。
甘い飲み物があまり好きではないので、本当はアイスコーヒーかお茶にしたいところなのですが、すごく汗をかいている日はスポーツドリンクにしています。
※麦茶等にもナトリウムは含まれていますが、スポーツドリンクに比べるとわずかです。
熱中症対策のポイントは、水分補給だけでなく塩分補給!
高温多湿の屋内外で30分を超える長時間の労働やスポーツなどにより汗を大量にかくと、体内の水分とともに塩分やミネラルも奪われてしまいます。
そこに水分補給だけを行うと、血液中の塩分・ミネラル濃度(体内における塩分やミネラルの割合)が低くなり、様々な熱中症の症状が出現します。つまり、水分だけを補給することがかえって、熱中症の発症へとつながったり、悪化させたりすることもあるのです。
出典:日本気象協会HP「熱中症ゼロへ」
先日のコンビニ休憩で普通のアクエリアスを買おうと思ったところ
「アクエリアス経口補水液」なるものが売っていました。
この日も暑くてかなり汗をかいていたのでこれにしてみましたが、味は普通のアクエリアスと大差なく飲めました。
夏になったら販売される、アクエリアススパークリングも美味しくて好きです。
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冷凍ペットボトルを背中ポケットにIN!

暑い季節、コンビニではよくアクエリアスが冷凍されています。
ペットボトルか↓ハンディパック。

コンビニ休憩の時に、これを買ってジャージの背中ポケットに入れると気持ちいいんですよね。
溶けたら冷たい状態で飲めるし、
まだ凍っているペットボトル/ハンディパックで、
熱中症の応急処置でよく言われる、皮膚のすぐ近くを太い血管が通っている部分、首の両側やわきの下、太ももの付け根を冷やすことで、効率よく全身を冷やすこともできますのでお勧めです。
対策:気化熱で涼しく
夏はよく水を被りながら走ったりしますが、ウエアに水をかけて濡れた状態で走ると気化熱でとても涼しくなりますよね。
先日、ライド仲間が優れものを使っていました!
キャメルバック リプレースメント キャップ ¥1,518-(税込)です。
キャメルバックといえば、自転車用の保冷保温ボトルで有名ですよね。
このキャメルバックのボトルの替え蓋キットで、シャワーモードとドリンクモードに切り替えができるそうです。
また、キャメルバックのボトルであれば、どの種類にでも装着可能とのこと。
私も首筋やアームカバーなどにボトルの水を掛けたりするのですが、水がまとまって出るので服が湿る前に落ちてしまって使った水の量ほど濡れないし、狭い範囲しか水が掛からないんですよね。
これなら、広範囲で濡らせるし、シャワーモードはドリンクモードの約1/3の水の使用量とのことなので、無駄に水が減らなくていいですね。
対策:ライド途中で思いっきり身体を冷やす
そう、ドボンライドです笑

基本的に猛暑の時期は、早朝に出て午前中帰りライドを心がけています。
朝も4時半にはもう充分明るいですし、何より早朝しっかり走って午前中の早い時間に帰宅して、クーラーの中でのんびり過ごす休日は最高です。(🍺飲んだりしてw)
でも、やっぱりたまにはグルメライドもしたいし…(早朝ライドは基本お店が開いていない)
そういう日は、途中で身体を冷やすドボンライドが最高です。
それもできれば少し標高の高いところ。(標高の低いところは川の水もぬるいので…)
これ、ちょっと寒いぐらいに身体の芯から冷えます。
もちろん帰り道は暑いですし、ウエアもすぐ乾いてしまいますが、一旦身体をクールダウンさせると気分も違います。
シューズとソックスだけ脱げはあとはそのままドボーン!
身体を冷やした後は、濡れたまま自転車にまたがりGO!
(ジャージは速乾性のジャージがいいですね)

川に入るシチュエーションによると思いますが、自転車を置いたところから川まで距離があるのであれば、また足の保護の為にはマリンシューズがあったら良いかもしれません。
対策:アイテムでスーッと冷やそう
冷感汗拭きシート
夏のライドには、いつも冷感の汗拭きシートを小分けにして持っています。
休憩の時に、これで首筋や顔、腕や脚を拭くだけでスーッとします。
あと、最近見つけたのがこれ↓
のせる前の肌温度から、-3℃が1時間持続(※)する冷却シート ※27℃の室内で使用した場合。首かけできる46cm。シートに含まれるたっぷりの冷却ウォーターが、肌の熱を吸い込み蒸発。気化熱の作用で、肌の熱(ほてり)を逃がし続けます。
個包装になっているのも便利。
まだ使っていませんが、試してみようと思います。
「※27℃の室内で使用した場合」とあるので、35℃の屋外で使ったらどんなものでしょうか。
日焼け止め
おわりに
せっかく一度暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると暑熱順化の効果はなくなってしまうそうです。
暑い日が続きますが、継続的に適度な運動をして暑さに強い身体を手に入れたいですね。
あー、川に飛び込みたい!