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ロードバイク、シクロクロスな自転車ブログ
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【筑波山】ひとりで登ってみたら絶景が待っていた

関東の自転車乗りの皆さんならば、一度は登ったことがあるのではないでしょうか。
私もロードバイクやMTBでロード、オフロード両方走ったことがありますが、今回はその筑波山を脚で登ってみました。

筑波山:日本百名山の中で最も低い山。男体山(標高871m)と女体山(877m)の2つの峰からなる双耳山。
車で向かう朝5時頃ですが、もう暑そうな日差しがやばい。 早く登らなくては!
一般社団法人つくば観光コンベンション協会HPより→こちら

このように麓と頂上付近を結ぶケーブルカー、ロープウェイがあるので、
初級者でも気軽に頂上を目指せるのも魅力のようですね。
体力的に不安な場合は、帰りはケーブルカー、ロープウェイもありですね。

さて、今回のスタート地点は筑波山神社。

駐車場は、大鳥居の手前に市営駐車場がありますが、そこからはまだ少し登山道まで距離があります。大鳥居を越えて登ったところに駐車場がいくつかあり24時間営業もあるので早朝からでも安心(朝5時過ぎに入れました)。1日500円です。

筑波山神社、とても立派な神社でした。
早朝6時、まだ人気の少ないうちに灯篭にスマホを置かせてもらって自撮り。

 

紫太線の矢印ルートが私の行ったコース。 距離:7.2km 標高差:757m

 

御幸ケ原コース

私は御幸ケ原コースから登りました。

筑波山神社から登る主なコースは↓こちら

距離 標高差 特徴
御幸ケ原コース 約2.1km 約610m ケーブルカー「筑波山頂駅」(御幸ケ原)に着く、男体山頂を目指すルート。
標高差があり比較的険しい。
白雲橋コース 約2.8km 約610m 女体山頂へと向かうルート。
奇岩怪石スポットが点在する筑波山満喫コース。

※白雲橋コース~迎場コース~おたつ石コース~白雲橋コースでも登れます。

神社境内まで上がり、神社に向かって左側のケーブルカー「宮脇駅」への道中に御幸ケ原コースの登山口があります。

最初はなだらかな木のねっこの登り
朝陽が気持ちいい
が、すぐに結構な斜度になる。 両手で石を持って身体全体で登る感じ。

上の歩いている人をみてもらうと少し斜度感が伝わりますか?

後日STRAVAを確認したところ、最大勾配60.5%でした。
自転車では見ることのない勾配!

約2kmで約610m登るんだからなかなかですよね。

ラストには延々続く階段。これがなかなかキツイ。
無心で一定ペースを心掛け淡々と足を上げます。

階段を登り切って展望ポイント、筑波山頂駅に到着しました。

筑波山頂駅(御幸ヶ原)から男体山/女体山へ

私は筑波山神社からちょうど1時間でした。かなりはぁはぁ言うぐらいのペースで。
もちろんずっと早歩きという感じで、私が走れるような登りではありません。

ただ、途中で抜かれたトレイルランナー!という感じのお兄さんは、歩いてはいましたがペースがめちゃくちゃ速くてあっという間に消えていきました。

御幸ヶ原は、売店や食堂の立ち並ぶ広場になっていてお店が開いていない時間でも自販機もあるので水分補給できます。もちろんトイレもあります。

この広場、御幸ヶ原を挟んで女体山、男体山があります。

向こう側に見えるのが女体山。山頂もすぐそこですね。
関東平野一望!

まだ7時でお店も空いていないので、そのまま男体山へ。

奥の階段が男体山入り口
ほんの10分程度ですが、最後は斜度のキツイ岩場を登ります。

そして男体山(標高871m)山頂!女体山より6m低いところがなんかかわいい

眺めは最高でしたが、普通に柵のある展望台でした。ここは一度登ればもう良いかな。

そこからまた御幸ケ原の広場に降りて、反対側の女体山へ。

ここはロープウェイやケーブルカーで登ってくる観光客も多い為でしょう、とても歩きやすい道でした。

女体山山頂もほんの10〜15分くらいでしょうか。

この石の上に鶺鴒(せきれい)が留まり、男女の道を教えたといわれているそう。

そして現れたのが↓この山頂です!

女体山(標高877m)山頂

きちんと整備され柵で囲われた展望台とは違って、女体山は特に柵もなく岩場が付きだしています。
この眺め!

ロープウエイと、左奥に見えるのが自転車で登る、つつじヶ丘

低山ではありますが、この迫力はすばらしい!

さて皆様、この方、気になりませんか?

そこ座れるの?行っていいの?
さぞ私が座ってみたそうにしてたのでしょう。
「座れるように窪みになってるから大丈夫だよ」とのこと。

側にいた真っ黒に日焼けした筑波山の主(知らんけど)みたいなおじいさんが、
「座ってごらん。写真撮ってあげるから」。

え。

大丈夫ですか。

マジか。

ということでこうなりました。

ここに降りるのにロープが下がっていたのですが、おじいさんに「ロープは持たない!岩を持つ!」と言われました。
なるほど不確かなロープを持つより岩を持つ方がよほど確実なのですね。

座ってみようとしましたが…
向こう向いてみようとしましたが…
もう無理!

今この写真を見ているだけでも足がぞわぞわします。

時間が遅くなるとこの山頂はとても混雑するようですので、朝8時前にここに着いて空いていた特権ですね!特権か?

あまりに気持ちよくてここでだいぶのんびりしてしまいましたが、そろそろ下山。

帰りは下の方にみえていたつつじが丘を経由して帰ってみようということで、
白雲橋コースで下山開始。

白雲橋コース~おたつ石~迎場コースへ

山頂付近はなかなかの岩場で、こりゃくだりも走れそうにはないなという感じ。

そのうちに色々な奇石、怪石が現れます。

北斗岩(天空に輝く北斗星のように、決して動かないことを意味しているといわれているそう)

 

母の胎内くぐり(岩を抜けることで、生まれた姿に立ち返ることを意味しているといわれてるそう)
弁慶七戻り(頭上の岩が今にも落ちそうで、弁慶も七戻りしたといわれている石)

この辺りからは走れる道になりました。

ご興味のある方はこちら→筑波山奇岩・怪石ガイド(出典:筑波観光鉄道㈱HP)

休憩場所になっている「弁慶茶屋跡」で分岐で、おたつ石コース~つつじが丘へ。
ここからはもう舗装されている道が多くなり、木陰も少なくなるので走って下ります。

つつじが丘駐車場、ロープウェイ乗り場があります。
上に見える鳥居の方向から降りてきました。

ここまで下りてくると、暑い!
早く降りたいけど、喉が渇いたので自販機に…と寄り道してたら、あら!自転車乗りのお友達が。

え、どっから来たんですか??ってなってました笑

この奥の藪みたいなところを降りていきます。
ずっと木陰で涼しい~

つつじが丘~筑波山神社をつなぐ「迎場コース」は、距離2.1kmの木陰でとても走りやすい道。

最後にやっとご機嫌で走ることができました笑
そして、わーーーっと走って下ると、あっという間に筑波山神社。

ガイドのおじさんが、この橋の説明をしてくれて写真を撮ってくれました。
よくわからなかったけど、漆塗りがすごいらしい

9時には筑波山神社に戻ってこれて、涼しいうちで気持ち良かった~。
楽しい朝活ソロトレラン(ほぼ登山)でした!

持ち物

ちなみに持ち物ですが

リュック

リュックは、大昔に買ったキャメルバック。
恐らく容量は2L程度だと思います。

本来はハイドレーションという↓

こういう水を入れるパックが付いていたハイドレーションバックだったのですが、
この水タンク、なかなか洗うのが大変なんです。
洗うのも大変ならば乾かすのも大変、すこしでも生乾きにすると次使う時にちょっと変な臭いがしたり…
そもそも、10数年前に買ってたまに使っていたのですが、ゴムも劣化してしまってもう使うこともないだろうと捨ててしまっていました。

ただ、この日もとても暑かった為、休憩したいわけではないのに飲み物を飲む為に止まってリュックの中からボトルを出して…というのがすごくストレスに感じました。

やはり最近のベスト型のバックパック(肩ベルトのところにボトルが入れられて歩きながらでも水が飲める)を検討しようかなと、この日は強く思いました。

ボトル(水分)

ということで、今は自転車に使うボトルに、自転車の時に入れるVAAMを溶かして入れています。

補給食

念のため、自転車乗りの皆さんにもお馴染み、アスリチューンのジェル

「休憩するほどでもないけどちょっと何か口に入れたい」みたいな時にちょうどいいんです。
汗で失われるミネラルやパラチノースなどが配合されています。

後は茶屋が開いていない時間の為、念のためのパン1個。
ただ時間も短かったので(休憩含めて3時間)、ボトルの水分と、自販機で1本ドリンクを買った以外の補給はとりませんでした。
※ボトルだけでも足りたのですが、凍らせていったらそれほど溶けずにあまり飲めなかったという。

日焼け、暑さ対策

あと、自転車の時もおすすめなのが

小さなパックに3枚ほど小分けして、自転車の時も背中ポッケに入れています。
普通の汗拭きシートの方ではなくて、ポイントは「冷シート」

休憩の時にこれで顔や首、拭いてみてください。
めっちゃス―ッと高原の風が吹きますから!
1回メンズビオレの「超絶クール」を使ったら、顔が風邪ひきそうなぐらいスーーーッとしたので、私はこの「冷シート」でちょうどいいかな。

後は日焼け止め。
日焼け止めについて書いていたら長くなってしまったので、別記事で詳しくどうぞ

おわりに

すれ違った方は、ほぼ年配の登山の方々でしたが
「ショートパンツ涼しそうだね~、身軽で楽そうだね~💦」って何度も言われました笑

同じ山を登るのでも、「登山」の人と「トレラン」の人で格好、装備が全然違うのが面白いですよね。

登山の方は、山の上で持参したお弁当を食べたり、もしかしたらコーヒーを沸かすキッドをリュックに入れているのかもしれません。
トレランの方は、楽しく走る為に荷物も最小限に少なくするでしょう。

楽しみ方の違いで装備ももちろん違います。

でも自転車もそうですが、私の一番のキーワードは「身軽」。
「身軽」は、本当にアクテビティを楽しくさせてくれます。

必要最低限の装備はいつも同じですよね。
パンク修理キット等のツール缶やボトルやサイコンなど。
それに本当に必要なものだけを追加する。
持ち物を超厳選してどれだけ身軽でいけるか、というのも、私は一つの楽しみです。

ちなみに2泊3日で、東京-大阪ひとり旅をした時の装備はこれ↓

リュックはもちろん背負わないし、いつものライドの装備+小さめのサドルバック+ハンドル下に輪行袋をつけて(トラブル用の為使用せず)。
※ツール缶はいつもより大きめにしてお化粧品などをいれました。

その時の持ち物などの記事はこちらをご参照ください。

話は脱線してしまいましたが、私のアクテビティを楽しむキーワードは「身軽」というお話でした!←そうだっけ?

筑波山、楽しかったな