Satcth Cycle
ロードバイク、シクロクロスな自転車ブログ
ライド

2泊3日で東京から大阪まで自転車ひとり旅してみました~ルート編~

かなりにわかな旅ブロガー、さっちです。

ざっくりとした性格の私ですが、これでも出発一週間ほど前からルートを熟考しました。
…のはずでしたが、結果としてはそのルートを見て走ることはありませんでした。

よく考えてみれば、
そもそもGAMIN(サイクルコンピューター)のルートを見ながら走るということをしたことがない私が
突然ルートを見ながら走るなんてことはできるはずもなく。
そしてGAMIN Edge 520Jにそれほど優秀なナビ機能もなく。

なんとか適当に大阪にたどり着いた珍道中ですが、よろしければお読みくださいませ

今となっては大変お恥ずかしい、出発前のルート考察編はこちら

なにを考察したんだか。

Day1 東京-静岡島田市

これが実際に走ったルートです。
そして想定したルートはこちら↓

1日目は、ほぼ想定ルート通り!
家の近くから246号に出てひたすら沼津まで246号…って違った!

246号が裾野バイパスになるところ(交差点的には「生土」)で「自転車侵入禁止」標識。
でもここはすぐ横の394号が「沼津小山線」となっていたので、これで行けば沼津には出るなと思いそのまま394号を走っていたら、裾野辺りで→246号と標識が出てきて無事合流。

沼津に着いたのは9時半。
予定では、住んでいた時の思い出の味「千楽 北口店」洋食屋さん(ハヤシライスが美味しい)でランチするつもりでしたが、openの11時まで待つのは…。

それなら静岡ならではの「げんこつハンバーグの炭焼きレストランさわやか」でしょ!
と思い、お店へ向かうとちょうど10時半openに向けての整理券を配り始める10時!
整理券7番をゲットし、10時半には入店、11時には食べ終わって出発できました。
これは私の優勝でしょうww

沼津からの1号線は思ったより走りやすく、
あっという間に着いちゃうじゃーん!って思ったのも束の間、
富士川を越えて「富士由比バイパス」がまた「自転車侵入禁止」。

迂回して1号線の下をくぐり、396号に並走する東海道を走ります。
これは(一応)調べていたのですが、とてもわかりづらい迂回路でした。

東海道由比本陣公園 広重美術館
正雪紺屋 江戸時代初期から四百年続いている染物屋さん

 

由比川橋

興津辺りまで東海道で走れ、その後は1号線の横のサイクリングロードが道幅広く誰もいなくて意外に快適でした。
(自転車こっち→の看板が出ててとてもわかりやすかった)
※この辺りからもうGAMINのルートをみることをやめました笑

1号線脇のサイクリングロード。めちゃ広いでしょ! 普通に東海道走っていたらここへいざなわれました。

あとは、バイパスではない東海道の1号線で清水、静岡、藤枝を通って島田市へ。

宿についてはこちらの記事をご覧ください

point!

  • 246号は、東京-沼津まで一直線で自転車で走れるわけではない。
    ※裾野バイパス(交差点的には「生土」)で自転車侵入禁止になる為、
    394号へ迂回必要。
    想定内でしたが、途中かなり怖いトンネルと高架を通ります(自転車通行可能な道)
  • 富士由比バイパスの迂回路はややこしいので、事前に(ちゃんと)調べておいた方が良い。

※私のような適当な(迂回路が入っていない)ルートをひくと、全く役に立たないナビになりますのでご注意を

この日の楽しみは富士山!神奈川県秦野
どんどん近づいてきて(御殿場付近)
沼津側から

Day2 静岡島田市-愛知県名古屋市

ピンクのラインがこの日走ったルートです。
そして想定したルートはこちら↓

全然違うやないかーい!
(ざっくりした日本地図でこれだけ違う)
予定では、大井川を渡す蓬莱橋を渡ってから、
北上して山側の道を走り浜名湖の北側を通り名古屋へ行く予定でした…ね笑

大井川を渡す蓬莱橋についてはこちらの記事をどうぞ

当初は、1日目205kmで2日目は160km予定だし、少しゆっくり寝て6時半からの朝食ビュッフェをもりもり食べて出発する予定(寝るまではそのつもり)でした。

4時に目が覚めてしまったんです。
あれ、もう5時には出発できるやん…

昨日の暑さを考えると少しでも朝のうちに進んでおきたい。
朝食ビュッフェは食べなくて良いとしても、ホテルからすぐの蓬莱橋を見るには夜明けまで待たなければいけない。

うーん!時間がもったいない!

そうだ!
御前崎に朝陽が登るのを見に行こう!

ということで、
ぐるっと御前崎の方へ南下して西に向かい、浜名湖の南側を通って名古屋へ向かいました。

前日にGAMINのルートを見ることは諦めたので、どっちに行こうが構わないわけです。
でも、これは正解だったと思います。
(ま、どこを通ってもそう言うと思いますが)

綺麗な朝陽がのぞめました。
海の向こう側に富士山が
太平洋自転車道のマーク
変に遠回りさせられたりもしましたがw
浜名湖辺りまでずっと看板がありました
太平洋自転車道って全く知りませんでしたが(なんのマーク?と思いながら走ってた笑)、
千葉県銚子市から神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県の各太平洋岸を走り、和歌山市に至る延長1,400kmの自転車道構想のこと、だそうです!
※遠回りさせられるのであまり走りませんでしたが…

1号線バイパス地獄とは無縁で浜名湖を通過でき、道も超簡単。
全く迷うこともありませんでした。

POINT!

  • 1号線バイパス迂回地獄に合わないだけでも、御前崎方面150号へぐるっと南下する意味はある(と思う)
  • 豊橋からの1号線北上は、わかってはいましたがなかなかの交通量でした。
    この辺りは1号線回避ルートを調べていった方が良いと思います。
遠州灘海浜公園の南側に位置する広大な中田島砂丘(浜松市)
砂丘を登っていけば遠州灘が一望できるようですが、さすがにその余裕はなかった
新居関所(静岡県湖西市)

Day3 名古屋-大阪

これが実際に走ったルートです。
そして想定したルートはこちら↓

途中でえらい北上しとるやないかーい!
これは完全に間違えたやつです。

その前に腹ごしらえ。
朝6時からopenしているダイアコーヒーさんでモーニング。
せっかく名古屋に来たなら雰囲気味わっていかないとね。

生クリームとあんこをバターたっぷりのトーストに乗せてもりもり。

満タンに腹ごしらえして出発!
当初は、名古屋から1号→25号→亀山バイパスを東海道で迂回して
関に抜けようと思っていたのですが、
まずそこで間違えてなぜか亀山バイパスの北側から関宿に降りてきました。
でも関宿にどんぴしゃ降りてきてラッキー。

東海道関宿(三重県亀山市)
銀行までこの徹底ぶり!中は普通にATMありました
東海道五十三次の47番目の宿場町関。期せずして東海道宿場めぐりの旅になりました。

1号線から離れたかったので、関を抜けて25号大和街道をずっと伊賀上野まで走って、
そこから163号→木津川サイクリングロードを北上→淀川サイクリングロードで大阪へ。

のはずでした。

関を抜けてどんどん走っていくと、なんだか山深くなってきて。
こんな峠越えあったかな?と思いながらもどんどん登っていくと

鈴鹿国定公園?
鈴鹿トンネル??
滋賀甲賀市……

1号線で鈴鹿峠越えとるやないかーーーい!
この旅一番驚いた瞬間でした。

鈴鹿トンネルって見るまで、25号線走ってると思っていた私。
さすがにスマホでMAP確認して、
滋賀に来とるやないかーい!って叫びましたよね。

でも、お友達に前日どのルートが良い?って聞いた時に
シンプルに1号線で鈴鹿峠→びわ湖南→石山→宇治川ラインが良いんじゃない?っていう意見があったので
(全然そのルート走る気なかったけど)

そうすることにしました笑

関西のローディに人気の「茶丈藤村」
暑すぎてかき氷
石山寺(滋賀県大津市)

途中やはりバイパスの迂回は難しかったですが、宇治川ライン(422号から県道3号)は最高でした。

あとは宇治川→御幸橋→淀川サイクリングロードへ。
お迎えにきてくれた友人が、淀川の河口で夕陽をみようと大阪湾を最終地に設定してくれて、爆速でひいてくれました。
よく考えれば大阪のどこを到着地にするか考えてなかったな。

感動するほど空が綺麗だった

 

ここにきてのグラベルは脚にきます
大阪湾で夕陽が見たい執念で最後の爆走
こんなカッコしたら脚が攣るってば
大阪湾到着!日が沈む前に着きましたが、夕陽は雲に隠れていました。

 

帰る頃には日も暮れて。大阪の街(梅田)をのぞむ。

POINT!

  • 25号線、1号線のバイパス迂回はしっかり調べておくべし!
    (この旅、本当にそれが難しかった)
  • 関を越えたら、左折25号線って標識が出てくると勝手に思ってたけど何もでてこなかった!→だから間違えたと言いたいw
  • 大阪市街地を走るのが交通量の多い夕方になったので、
    距離的にはかなり伸びるが淀川サイクリングロードで大阪へ向かったのはとても良かった。

おわりに

振り返ると、
自分でもよく着いたなと思うような感じで走ってますが、
案外それほど迷わずに着きました。
(これを迷わずにというかどうかは個人差があるでしょうが)

走ってみて「ブルべが出来ますね」と何人かの方に言われたのですが
なんかそれは違うかな~って。

ブルべとは、事前に公表されている通常200kmから1400kmのルートに従って走行し、指定されたPC(チェックポイント)を通過してゴールを目指すこと。byWikipedia

私は何かを達成したい訳ではないし、完走証的なものが欲しいわけでもないし、
ただ走ってみたかっただけ。

野宿するようなワイルドさはないし、
しっかり寝ないと走れないタイプだし、
到底ブルべなんて無理です。
そもそも決められたルートを走れない。

天候的に、状況的に、体調的に、雰囲気的に、
走りたい距離を走りたい時間、走りたい方へ走りたい。
食べたいものがあれば食べる。
観たいものがあれば観る。

そんな風に走りたいだけなんだなというのが自分でよくわかりました。

友達と走るのも好きです。
シクロクロスなどのレースも出ます(ロードレースはほぼ出ません)。
ひとりで走るのも好きです。
勝手気ままに走るのが好きです。
自転車が大好きです。

次はどこへ走りに行こうかな