みんなで走るグループライドって楽しいですよね。
道を案内してくれる人がいてくれて安心、パンクしても男性陣がささっとパンク修理してくれたりして笑、私もお友達とワイワイ走るの大好きです。
でもたまにはひとりで気ままに走りに行くのも楽しいものです。
みんなで走った時に気になったけど寄れなかった素敵なcafe、いつもまっすぐ行くけどあの斜めに曲がる道はどこへ繋がっているんだろう…
新しいパン屋さんに寄ってみたり、脇道に入って冒険してみたり。
(トップ画像も一人で走っててみつけた気持ちのいい林道です)
この春ソロライドに踏み出してみたい方へ、今回は、私がひとりで100km程度走る時に気を付けていること、持って行くものなどをご紹介したいと思います。
ひとりで遠くへ走りに行く自信がない…、そんな心配を少しでも解消できますように
100kmひとりで走る為に必要なこと・もの
- 100km走る体力
- パンク修理などのトラブル対応能力
- トラブル対応装備
- 補給対策装備
- 天候対策装備
まずは100km走る体力
最低限、グループでは数回100km以上走っておきましょう。
100kmってどのくらいの時間がかかるかイメージ出来ますか?
平均時速25kmで走ると4時間、平均時速20kmで走ると5時間です。
そのぐらいの平均時速ならいつも走ってるから大丈夫!と思う方もいると思いますが、ひとりで走るとなると、まず風よけになってくれる人がいません。
自分が先頭(当然ですがw)で走るのは、向かい風だったり、ペース配分がわからなかったり、慣れないと思ったよりもしんどいものです。
そう考えると、5~6時間は走れる体力が必要ですよね。
道をロストすることもあると思いますので、初めての100kmソロライドは、少し時間の余裕も持って出かけてみましょう。
パンクなどのトラブルに対応
自転車がきちんと整備されている状態、もちろんこれが基本です。
それに加えて、走りだす前に毎回、必ず下記は最低限チェックしましょう。
- ホイールはちゃんと回りますか?
→ブレーキシュー(ディスクはローター)が擦っていたりしませんか。
→クイックレバーはきちんと締まっていますか。 - ブレーキはちゃんとかかりますか?
- ハンドル周りにガタはありませんか?
→ハンドルを上から力強く押して、動かないか試してください。
それでも走っていて起こりうる主なトラブルと言えば…「チェーン落ち」「パンク」という所でしょうか。
- チェーンが落ちても復旧できる
- 前輪・後輪の取り外しができる(後輪は少し難しいですよね)
- パンク修理ができる
この3点は出来るようにしておきましょう。
チェーン落ちの復旧方法や、パンク修理方法はまた別記事でご紹介します。
【装備】持っていくもの
私は、ジャージの背中ポケットとツール缶に入るだけを持っていきます。
やっぱり、リュックとかは背負いたくない。
ということは、必要最低限のものを厳選する必要がありますよね。
ジャージ背中ポケットの中身
- スマホ
- お財布
- 小銭
- 鍵
- ポケットティッシュ
- 免許証、保険証
- 補給食、ゼリー
- マスク

上記が私の必須持ち物です。
基本的に普段からpaypayなどのスマホ決済ですが、現金、小銭は必須です。
スマホ決済ができないお店に行く確率も高く、山奥などの自販機で札が使えない場合もあるので小銭も必須!
万が一の為に、免許証・保険証コンビも。
輪行で電車の中に忘れ物をして忘れ物保管所に取りに行った時に、本人確認できるものを持っておらず、家まで免許証を取りに帰らなければならなかった人もいますw
背中ポケットは、着ていたウインドブレーカーやジレを脱いだ時に畳んで入れる余裕を持たせています。
ツール缶もしくはサドルバックの中身
ツール缶(ツールケース)というのは、このようなボトルケージに差すタイプです。
私はいつも1本は補給ボトル、1本はツール缶を差しています。
女子でフレームサイズが小さくダブルケージが付けられないこともありますよね。
または心配で2本とも補給ボトルを入れておきたい場合などは、サドルバックが良いですね。
この時は輪行ソロライドだったので、1本は補給ボトル、もう一つのボトルケージには輪行袋を差し、パンク道具などはサドルバック、というスタイルでした。
では、その中に入れる必須道具はなんでしょうか。
- 替えのチューブ
- タイヤレバー
- 携帯ポンプ
- 携帯工具
- ロック(鍵)
- 絆創膏その他
- 切り傷などの薬
- ビニール手袋
- マスク
①~⑤までは必須だと思いますので、持って行くようにしましょう!
①替えのチューブ
小さく畳み、サランラップなどで巻いて劣化を防いでいます。
ずっと持ち歩いていて、いざパンクした!という時に使えなかった…ということもありますからね。(私もチェックしてみないと…)
本来は、チューブ2本(2度目のパンクの為に)あれば安心だと思いますが、チューブ1本とパンク修理用のパッチを持っておくと安心ですね。
パナレーサー(Panaracer) 用品 パンク修理 イージーパッチ RK-EASY
(私は持っているつもりでツール缶に入っていなかった!反省…)
また、今はディープリムホイールを使用している人も多いですよね。

ホイールはディープリムに変えたのに、チューブはそれに対応していない今までのものを持ち歩いている、ということはありませんか?
チューブには、空気を入れるバルブがついていますが、ディープリムの高さによってはそのバルブの長さが足りない場合があります。
使用しているリムに対応するバルブ長さのチューブを持つか、もしくは下記のようなバルブエクステンダーをツール缶に入れておきましょう。
②③パンク修理工具
パンク修理には、替えのチューブと共に、タイヤレバー、携帯ポンプが必要です。
携帯ポンプは、こういうフレームに取り付けられるタイプもあります。
amazonを見ていたら、全部がセットになっているものもありました、便利。
④携帯工具
小さく畳まれている携帯工具を拡げると、六角レンチやプラスドライバーなどが出てきます。
サドルやシューズのクリートねじは六角レンチが主なので、持っておいた方が良いですね。
⑤ロック(鍵)
コンビニやお店に入る時に必須です。
なければ自販機休憩しかできませんよ~😢
⑥⑦絆創膏その他
ここからは、必須ではないけどあったらいいな、お勧めグッズです。⑥の緑のぶたちゃん袋の中身は、サイズの違う絆創膏、クレンジングオイル、アルコール消毒、緊急連絡先カードです。
絆創膏と薬(傷口の細菌の増殖を抑える抗生物質の傷薬)は、たまに転ぶ人がいて活躍するのでいつも持っています。
クレンジングオイル、これ案外便利で、チェーンの油などが付いた時にササッと落とせます。
あっ、緊急連絡先カードは、必須ぐらい大事ですね。
私は健康診断でもらった携帯用カード(血液型とか書いてあるもの)に、緊急連絡先などを追記して持っています。
あとは、現金を忘れた時の念のための1,000円w
⑧ビニール手袋 ⑨マスク
100均で売っている超薄型のビニール手袋。
チェーンが落ちた時やパンク修理の時に、手が汚れなくて良いですよ。
2枚小さくして入れてます。
マスクは、万が一忘れた時のために。
マスクがないと、今はコンビニやお店にもはいれませんからね…
補給対策
ボトルケージにボトルを1本差しています。
みんなに聞いてみると、水派とスポーツドリンク派がいますね。
私は水に必須アミノ酸BCAA(マイプロテインというメーカーのもの)を溶かしています。
マイプロテインのBCAAの記事はこちら
VAAMの粉末を溶かしている人も多いですね。
明治 スーパーヴァームパウダー パイナップル味 10.5g×12袋
真夏は、ボトルケージ両方にボトルを差して、1本はスポーツドリンク、1本は真水でそちらを頭からかけたりして走る、といった人もいます。
あとは、補給食。
私は念のため、背中にBCAAのゼリーを入れています。
これは小さくて携行には最適ですが、エネルギーは23kcalしかないので少し頼りないかも。
コンビニなどの補給地点が少ない場所や、がっつり走る時はこちらにしてます。
エネルギーも180kcal
もちろん、パンやプロテインバーなどでも良いと思いますので、何かひとつはエネルギー補給できるものは持っていてくださいね。
次のコンビニで何か食べようと思って通り過ぎたけど、いくら走っても何もない!という時が絶対にありますから←経験済み(あの時は辛かったなぁw)
そんな私が言うのもなんですが笑、喉が渇いてから、お腹が空いてから、では補給は遅すぎます。
急にがつーん!とハンガーノックになったりします。
慣れないうちは1時間に1回程度、こまめに休憩を取りましょう。
天候対策
天候に合わせてジャージを選ぶって、なかなか難しいですよね。
暑すぎたり、寒すぎたり。
朝早く出て昼過ぎまで走る、となると一日の中でかなり気温の変化もあります。
私は、基本的に重ね着。
1枚しっかり厚いジャージを着てしまうと、暑かった時に悲惨なので、薄手のジャージにジレ(ベスト)、それに小さく折りたためるウインドブレーカーを着て、寒さにも暑さにも出来るだけ対応できるようにしています。
ジャージ背中のポケットは、脱いだウインドブレーカーを入れられる余裕を持たせておいた方がいいですね。
おわりに
「あそこの補給地点に何時頃に着いちゃうからまだ開いていないかも。じゃあ、この休憩で次食べるものを買っておこう」なんて調整できるのも慣れです。
経験が、あなたのソロライドをどんどん楽しいものにしていってくれます。
思い立ったら、ひとりでふらっと遠くへ走りに出掛ける。
これってすごく自転車の世界が広がりませんか?
みんなでワイワイ走る。ひとりできままに走る。レースで緊迫感の中走る。
いろんな引き出しをもって、自転車lifeを楽しんでいきたいですね