3月になり暖かくなってきましたが、初夏のように暑かったり、次の週は真冬のように寒かったり…この時期のライドは本当にジャージのchoiceが難しいですよね。
冬用のジャケットだと暑すぎる…でも長袖ジャージだけだと朝は寒いよね…と天気予報とにらめっこしながら、明日何を着ていくべきか悩むことって多いと思います。
私は特に暑がりで汗っかき。
真冬でも冬用ジャケットは着ないし、ネックウォーマーやフリース的な耳を覆うCAPなんてほとんど着けたことがないくらい。
今回はそんな私が最強アイテムだと思っている、Raphaのジレをご紹介します
【ジレ(Gilet)】ってなに?
いわゆる、ベスト、チョッキ?wのことを、フランス語で「ジレ」(Gilet)というそうです。
主たるメーカーは、ベストと呼んでいるところの方が多いですね。
Raphaというメーカーのジャージを愛用し始めて6年くらいになりますが、最初は「ジレってなに??」って思いました。
Rapha、それもジレを着こなしている人なんてほんとオシャレさんって思ってましたが、実際使ってみるとそれだけではなく何とも使い勝手がいいんです。
畳んだら小さくなるのでジャージの背中ポケットに入るし、前のファスナーを開けておくだけで脱ぐ必要がないぐらい風通りが良い。
でもそれだけじゃ寒いでしょ?って思いますよね。
ジレにも生地や機能の違う種類があります。
【種類】シチュエーションに合わせて
私は4種類のジレを、主に気温によって使い分けています。
一日を通して寒そうな日
INSULATED GILET(インシュレーテッドジレ)
前身ごろは防風素材、背中上部肩の辺りから前身ごろにかけて中綿が入っている為、とても暖かい。それでいて後ろ身ごろは薄手の生地なので、汗や熱を放出してくれて汗冷えしない。
持っている4種類の中で、襟高が一番高いので首も寒くないようになっている。
前中央のジッパーは2個付いていて上下から開けられる為、背中ポケットのものを取り出すのに下だけ開ければ良いのがとても便利。
ライド中でも片手で下だけ開けたり上だけ開けたり、体温調節にも重宝する。
背面には3つのポケット、それに加えて貴重品用のジップが付いたポケットもある。(写真左下)
バックポケットの下側、前身頃中央左側に密かに反射性素材箇所があり細やかな気遣いのあるニクいジレ。
朝は寒いけどそれを我慢すれば暖かくなる日
BREVET INSULATED GILET(ブルべインシュレーテッドジレ)
製品名にブルべ(長距離ライド)と名が付くように、長距離、暗くなっても安全なように反射性素材のラインが胸と背中に大きく入っている。
前面と背面に中綿が入っていて暖かさを保ちながら、ストレッチの効いたメッシュのサイドパネルが汗や熱を放出してくれる。
びっくりするぐらいサイドは透け透け(写真右下)
襟は前面が高くなっているので、風が入りづらい。
どのジレもそうだが、ジッパーが首に当たらないように保護布(写真左下)の気遣い。
前中央のジッパーが2個付いているのは上のINSULATED GILETと同様にとても便利。
ブルべ用で軽量さと携帯性を重視しているため、背面ポケットはついていないがその代わりに中綿が入って入るにも関わらず、かなり小さめに折りたためる。
暖かいのに前を開けると半端ない風通りで暑がりの私を安心させてくれるジレ。
肌寒い程度の暖かな日
LIGHTWEIGHT GILET(ライトウエイトジレ)
背面肩辺りから前身ごろは耐風素材、後ろ身ごろは手を当てると透けちゃうぐらいの薄いメッシュ地で汗や熱を放出してくれる。
首元のピンクストライプも風通りがいいようにメッシュになっていたり(写真左下)
さらに首元の熱を放出する為に、襟の内側、首の後ろ辺りに小さな穴が開いていたり↓となんとも細やか。
両脇と肩周りに反射性素材のライン、裾にはシリコンが貼られライド中にジレがずれるのを防いでくれる。
前中央のジッパーが2個付いているのは上記2点のジレと同様にとても便利。
そして、なんといっても超軽量!私の実物で71g。
背面ポケットが無く生地も薄い為、ジャージの背中ポケットにもすっぽり入るほど小さくなる。
夏でも標高の高い山の下りなどの備えに役立つオールマイティなジレ。
肌寒い程度の暖かな日(持ち物がある時ver.)
CLASSIC GILET(クラシックジレ)
全体的に薄い生地で軽量な為、こちらもジャージのポケットに入りやすい。
上記LIGHTWEIGHT GILETには背面ポケットがないが、こちらは背面に大きめのポケットが2つ。全面にジッパー付きのポケットもある。(写真左下)
前面と背面のピンクラインとロゴが反射性素材、前面中央のジッパーは顎との干渉を避ける為、中央より横寄りについている。
長らく愛用している為色褪せてきているが、輪行ライドや背中に補給食をたくさん入れて走ったロングライドなどの、思い出深いジレ。
サイズ感
私は身長162cm、体重は50㌔前後。
Raphaのジャージは本当にぴったりフィットで着る為、今はウイメンズのXSが基本です。
(Raphaを着始めた頃は、サイズ感がよくわからずになんだか微妙に大きいSやMを着てたなぁ)
ただ、ジャージの生地や種類によって微妙にサイズ感が違うのでSサイズを買う時もあります。
上記4点中、BREVET INSULATED GILETはメンズのS、LIGHTWEIGHT GILETはメンズのXS。
Raphaのサイトを見るとわかりますが、なんだかメンズの方が種類も色も品ぞろえ豊富なんですよねぇ…残念
2021/03/15現在、メンズはジレ4種類もあるのにウイメンズは1種類。
じゃあ、欲しい種類と色でメンズを買ってみようと試してみたら、メンズのXSもいけました。
ただ、ウエストが締まっていない代わりに、骨盤あたりの幅が狭いw
骨盤幅がクリアできればメンズのXSもありだと思います。(私はギリギリ)
組み合わせるジャージ
基本的にはこの2種類
LONG SLEEVE AERO JERSEY
メインの生地は裏起毛、切り替えがメッシュ素材になっている、かなり薄手の長袖ジャージ。
LONG SLEEVE JERSEY
内側はフリース起毛、ストレッチ性の高い柔らか生地の、暖かめの長袖ジャージ。
気温によって長袖ジャージをどちらか、それに組み合わせるジレをどれにするかで、かなり幅広い気温に対応できます。
数年前にWINTER JACKETというジャージ(下写真)を買いましたが、ジレを活用しだしてから、ほぼ着てないな。
LONG SLEEVE JERSEY+INSULATED GILETという一番温かいコンビでも寒そうな日は、脱ぎ着できるように、ジャージ背面ポケットに入れられる薄手のウインドブレーカーを羽織ります。←暑くなることへの心配がひどいw
まとめ
もうすぐ春も本番ですね。
お花見ライドや長距離ライドも楽しみな季節。
街中から山間部に走っていって、まだ山の方は寒いという時などにジレは活躍してくれると思います。
今回は、快適なライドをするために私が最強と思うアイテム、Raphaのジレをご紹介しました。
お花見ライド、行きた~い