Satcth Cycle
ロードバイク、シクロクロスな自転車ブログ
ロードバイク

【JCF3級公認審判講習会】を受けてみました

3級審判って何ができるの?

今回私が受講したのは、実施種目は(ロード/トラック)です。

他にも実施種目が(トライアル/シクロクロス)などの講習会もあります。

9:00~11:00 講習(共通項目) 2h
11:00~13:00 講習(ロード) 2h
昼休憩
14:00~16:00 講習(トラック) 2h
16:00~17:00 検定 1h

今回上記のスケジュールで行われましたが、この講習部分が実施種目、例えば(トライアル/シクロクロス)に代わるようです。

ただ資格としては、合格者は自転車競技全種目(ロード、トラック、マウンテンバイク、BMX、シクロクロス、インドア)の執務が可能となります。

級の違い

では級の違いはなんでしょうか。

第1級審判員 競技会の企画、運営ならびに審判ができる練達堪能なる技術と識見

第2級審判員 競技会の運営ならびに審判ができる識見と熟練した技術

第3級審判員 競技会の審判ができる技術

とあります。

3級審判員は、大会運営に携わるアシスタントというイメージでしょうか。
公認競技大会は、最小3名の2級以上審判員が必要ということなので、運営に携わる場合は2級以上が必要なんですね。

ちなみに2級からは種目ごとに分かれているようです。

JCFってなに?

Japan Cycling Federation 公益財団法人 日本自転車競技連盟です。

競技に関する国際・国内組織競技に関する国際・国内組織

ロードでよく聞く実業団は、JBCF 全日本実業団自転車競技連盟、上の構図で行くとJCF 日本自転車競技連盟の配下なんですね。

したがって、ロード実業団の選手はJCFに選手登録していますし、私も選手登録しています。

私の場合は、シクロクロスで(一応…)L1カテゴリーで参戦しているため、JCF登録が必須なわけです。※初心者カテゴリーは基本的に登録の必要はありません。

JCF登録証JCFライセンスカード

今回の公認審判では、恐らく同様のライセンスカードで、「Position」が「選手」ではなく「審判」になるものかと思います。

カードが届いたらまた追記しますね。

申し込み

私は↓関西シクロクロス公式ホームページで開催を知りました。

2021.2.23(火・祝) JCF3級公認審判員講習会(リモート)開催のお知らせ – 関西シクロクロス公式ブログ (hatenablog.com)

JCFのホームページではこんな感じで出ていました→こちら

種目別講習はロード・トラックのみですが、他に共通項目の講習があり、検定に合格すればシクロクロスの3級審判資格も付与されます。

私は主に「シクロクロス大会の運営のお手伝いができれば」というのが受講の目的でしたので、上記のような記載を見て申し込みました。

今回はオンライン開催でしたので、主催は「京都府自転車競技連盟」ですが全国からの受講が可能でした。

今までは、お住いの都道府県近隣、私で言えば「東京都自転車競技連盟」が主催する都内で開催される講習会が近いのでそちらで受講する、という方法でしたが、オンラインで開催していただけると全国から受講できて、その分受講チャンスが増えてありがたいですね。

受講料は今回3,000円でしたが、車連によって金額は異なり、おおよそ2000円~4000円の幅があるようです。

受講者資格は「資格取得時に満20歳以上、70歳未満」です。

どういう内容の講習?

最初2時間は「共通事項」で、公認審判規程やライセンス(登録証)について、競技者の装備やゼッケンや自転車の規程についてなど。

「競技者は袖付きのジャージと短いパンツを着用する」「ゼッケンは折り曲げたり切ったりしてはならない」とか、細かく決まってるんですね。

「自転車は全長185cm以内、全幅50cm以内」「サドルの先端部が、ボトムブラケットの中心を通る垂線より少なくとも5cm後方に位置しなければならない」等々。

ただ、このルールは欧米人の体型がベースになっているので、日本人には体型的に厳しかったりするそうです笑
「身体形態上」の理由でイレギュラーもあるそうw

今回は(ロード/トラック)講習でしたので、主にロードレース規則中心に2時間、主にトラックレース規則中心に2時間という感じでした。

ロードレースは、参加経験もあるしツールドフランスなどのレース観戦も好きなので、だいたい知っているなという感じでしたが、トラックはさっぱり無知でしたのでルールが難しかったです。

「スクラッチ」とか「エリミネイション」とか「チームスプリント」とか違いがよくわからない笑

テキストこんな感じのテキスト

 

シクロクロスやマウンテンバイク、BMXなどについてもざっくりと協議規則の説明がありました。

通常であれば、「JCF競技規則集」など参考書が受講費用に含まれていたり別途購入したりするようですが、オンラインなので「JCF競技規則集」はJCFwebサイトからダウンロードできますよ、ということでした。

また写真のテキストは、事前に受講者宛てにメールで送っていただいた「講習会用ワークシート」を印刷したものです。

試験ってあるの?

あります。

60点以上で合格、今まで落ちた方はいません、というお話なのでとても簡単なのかと思いましたが、案外難しかったです(私だけ?笑)

結果は92/100点でしたが、1時間しっかり使ってしまいました笑

テキストの()抜きからはあまり出題されず、競技規則集を調べまくりました。

ふぅ~、私が初めて落ちた人になるのではないかとドキドキしたぜぃw

【番外編】オンライン受講

コロナ渦の為、今回はオンライン、zoomでの受講でした。

私はほぼzoomを使用したことがなかった為心配でしたが、特に問題はなく受講できました。

申込完了時の案内メールにzoomのURLが記載されており、当日そのURLから入ればすんなり入室。
事前に前週末の土曜日に、テスト放送もしてくれていましたよ。

カメラはオフ、音声もミュート指定なので、向こうからこちら側は全く見えません。
(顔出しなのか??と一応お化粧しましたがw)

質問は、チャットでできていましたね。

最後のテストですが、講習最後にzoomのチャットでテストのURLが貼られ、そこからテストサイトを開き受験。2択から回答を選ぶ方式でした。

恐らく運用の仕方は主催する車連さんによって違うのではないかと思いますが、オンライン受講の参考にしていただければ幸いです。

いかがでしたか?

お休みの日を丸一日使ってしまうのはなかなか大変ですが、自分の関わる競技の理解を深めるという点でも受講して良かったと思いました。
オンラインだったので休み時間に洗濯ものを干したり、夕食の準備をしたり家事が案外はかどりましたし笑

まずは3級でお役に立てる執務をさせて頂いて、2級審判についても考えてみたいと思っています。